
野菜からビタミン、ミネラルが減少した。
有害な化学物質とならんで、病気の原因の一つが、ミネラルとビタミンの不足によるもの。
今の日本人は、脂肪、砂糖、肉類を取りすぎています。それが肥満の原因になり、動脈硬化の原因になってると言われています。
これらを減らして、ビタミンとミネラルの豊富な野菜や穀物を重点的にとることを心掛けましょう。

二十世紀中ごろまでは、野菜やビタミンの必要量を補うことができていましたが、近年はそれが難しい状況になってきています。
1950年と40年後の1991年の栄養素を分析した結果は、ビタミン、ミネラル、マグネシウム、アミノ酸などの成分が、平均して約三分の一に減っているというデータがあります。
ですので現在はと言うとさらに減っているかもしれません。
1950年当時と同じだけ栄養を摂取するとなると、当時の何倍もの野菜を食べなければならない計算になります。

野菜の栄養価が低下した原因は、化学肥料と殺虫剤でしょう。

化学肥料による大量生産と殺虫剤による微生物の死滅が、土壌の中のミネラルを枯渇させてしまったのが原因と言われています。
危険な油が寿命を縮める

昔の油は菜種やゴマを圧縮し絞るだけの圧搾制法でつくられていましたが、今の食用油は、製造過程で不純物が混じるような制法でつくられています。
その製法とは、原料となる大豆やコーンなどを擂り潰し、そこに石油系の物質を混ぜて高熱処理して油を中出し、さらに酸化を防ぐため不飽和結合の部分に水素添加をするというものです。
熱処理によって、善玉脂酸であるシス脂肪酸が、人体に有害な作用をもたらすトランス脂肪酸に構造変化してしまいます。
トランス脂肪酸には発ガン性があると言われています。また心筋梗塞や動脈硬化、糖尿病を起こす可能性があることが、欧米のさまざまな研究によって明らかにされています。
まさに生活習慣病の原因になります。
有害な植物油として特に注意が必要なのはマーガリンです。

マーガリンにはトランス脂肪酸が10%以上も含まれています。大量に生産でき安価、日持ちするので出来たのでしょう。
家庭で安価な油で揚げた天ぷらやフライを食べるのは、寿命を縮める行為であるといえるかもしれません。
材料を値段は張りますが純正のゴマ油や菜種油、オリーブオイルで揚げた方が比較的安全なのかもしれませんね。
無添加(無調整)、一番搾りと表示されたもの。オリーブオイルでしたら、エクストラバージンと表示されたものが昔ながらの製法で作られていると考えていいでしょう。

有機栽培であればベストですね。
現代の食事は危険がいっぱい
外から悪い物を身体に入れないようにしましょう。
現在は加工食品やファーストフードが世の中にあふれかえっていますが、このような物は着色料や保存料などが大量にいっています。
意外なものに思われるかもしれないのが白砂糖です。

ケーキやスィーツと呼ばれるものは多くの白砂糖が入っています。
急激に血糖値が変化し、人間はイライラしたり、怒りっぽくなります。そしてさらに糖を欲しくなり甘い物を食べます。
こういったことの繰り返しにならないためにも、甘いものは控えたほうがよさそうです。
自分のカラダをつくる物はすべて食べ物です。薬では体はつくれません。
口にするものは出来るだけオーガニックの物を探して食べたいですね。
